花巻東、初戦突破に闘志 きょう市和歌山と 選抜高校野球
第94回選抜高校野球大会で4年ぶり4度目出場の花巻東は、大会第5日(23日)の1回戦第1試合で2年連続8度目出場の市和歌山(和歌山)と対戦する。花巻東は、8強入りした2018年の第90回大会以来の初戦突破を目指す。試合開始時間は午前9時。
現チームの仕上がりについて、佐々木洋監督は「思っていたより守備の仕上がりが良く、打撃陣はバットが振れている」とする一方、「投手陣の失点が課題に残る」という。
本格派右腕の米田天翼投手(2年)を擁する市和歌山については「投手を中心とした守りのチーム」とし、「攻撃陣の対応が大事になってくる。米田投手は変化球も多彩で、捕手の配球もよく絞りづらい。真っすぐに合わせながら、変化球に対応していきたい」と相手エース攻略を狙う。
指揮官が初戦のキーマンの一人に挙げる1番宮澤圭汰内野手(2年)は「出塁して、3番、4番にいい形でつなぎたい」と気合を入れる。捕手で、中軸を担う田代旭主将(2年)は「夏につなげられる大会にしたい。一戦必勝で、目の前の試合を勝ち切りたい」と闘志を燃やす。