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東北新幹線 一ノ関―盛岡 運転再開

運転を再開した東北新幹線の下り列車から降り立つ利用客=22日午前8時37分ごろ、JR盛岡駅

 最大震度6強を観測した福島県沖地震で一部区間が不通となった東北新幹線は22日、安全が確認できたことから、一ノ関―盛岡間と那須塩原―郡山間で運転を再開した。4月4日ごろには仙台―一ノ関間で再開予定。全線での運転再開は同20日ごろになる見込み。

 東北新幹線は、16日深夜に発生した福島県沖地震で宮城県内を走行する下り列車が脱線。盛岡―那須塩原間で運転を見合わせていた。JR盛岡支社によると、地震前は東京―盛岡間で上り37本、下り36本を運行。このうち一ノ関―盛岡間では上下各20本の発着があった。安全確認が完了し、22日から上下各6本で運転を再開した。

 盛岡駅では同日午前中、下り列車から多くの利用客が降り立った。鉄道ファンで運転再開を待ちわびていたという一関市萩荘のパート毛利慎太朗さん(27)は「(運転再開で)だいぶ便利になった。焼石岳や須川岳が見られて良かった」と安堵(あんど)しながらも、「早く全線で復旧してほしい」と願っていた。

 同日は東北線の仙台―一ノ関間で上り3本、下り4本の臨時快速列車の運行も開始。当面の間、臨時ダイヤで対応する。

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