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新規感染224人 高齢者3人死亡

 県と盛岡市は23日、新たに10歳未満~80代の男女224人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。重症者はいない。県はコロナ治療中の入院患者で65歳以上の高齢者3人が21~22日に死亡したと公表。患者累計は1万6416人、県内の死者は75人となった。

 1日で3人の死者公表は過去最多で、うち基礎疾患のあった2人が21日、なかった1人が22日に亡くなった。

 保健所ごとの内訳は盛岡市49人、県央47人、中部44人、奥州23人、久慈17人、一関15人、大船渡11人、二戸10人、宮古5人、釜石3人。うち盛岡市の2人は「みなし陽性」適用。

 新たなクラスター(感染者集団)は、久慈保健所管内の職場で1件発生。4人判明し公表済み3人を含め同僚など計7人が感染した。公表済みのクラスターは25件で新規患者が確認された。

 直近1週間の人口10万人当たり新規患者数は県全体121・2人、盛岡市161・3人。病床使用率36・8%。自宅療養者は14人減り2080人。

 過去最多の死者公表を受け県保健福祉部の工藤啓一郎理事心得は「2月から3月にかけ高齢者施設のクラスターが増えており、施設にウイルスが侵入すると非常に怖い。今後も高齢者施設をはじめ、教育・保育施設や学校で感染拡大させないような対策が大切だ」としている。

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