北上・西和賀

県内唯一「まとい」受賞 好成績堅持高く評価 市消防団、市長へ報告【北上】

日本消防協会特別表彰「まとい」を受賞した北上市消防団の高橋団長(左から3人目)ら幹部と髙橋市長(同4人目)

 北上市消防団(高橋信博団長、団員908人)は、日本消防協会の特別表彰「まとい」を受賞した。全国の消防団2200団の中でも、特に著しい功績のある10団のみに授与される最高栄誉賞。23日に高橋団長らが髙橋敏彦市長に受賞を報告し、今後も市民のため防火・防災に努めることを誓った。

 「まとい」は1979年に創設された日本消防協会の表彰制度。同団は、受賞要件となっている消防庁長官旗と日本消防協会表彰旗の受賞歴があり、訓練などを通じ火災や風水害などの対応力強化を図っている。2018年には全国消防操法大会「小型ポンプの部」に出場。さらに、19年には全国女性消防操法大会に出場し優良賞を受賞するなど、抜群の成績を堅持していることが高く評価された。

 市役所には高橋団長と髙橋富雄、小野寺敏正、高橋岡伯、中野厚の副団長4人が訪問。要件が厳しい賞だけに、高橋団長は「前団長の悲願であり、これもひとえに諸先輩方の今までの功績、隊員の労苦、市民の皆さんのおかげ。これからも団員一丸となり安全・安心なまちづくりのために活動したい」と報告した。

 髙橋市長は「消防団の活躍、日ごろの活動が認められ市民にとっても誇り。これからもぜひ精進して、市民のために頑張っていただければ」とねぎらった。

 今年度、県内で「まとい」受賞は同団のみ。制度創設以来、県内では12団が受賞している。

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