一関・平泉

歴史感じる上品な味わい 「田むらの梅酒」を発売 松栄堂と磐乃井酒造共同開発 旧一関藩主田村家も公認

27日に発売した「田むらの梅酒」を手にする(右から)小野寺代表取締役社長、田村当主、佐藤専務取締役

 一関市地主町に本店を構える和洋菓子製造販売の松栄堂(小野寺宏眞代表取締役社長)は、自社を代表する田むらの梅の派生商品「田むらの梅酒」を同市花泉町涌津の磐乃井酒造(阿部徳彦代表取締役)と共同開発した。原料や醸造はもとより、歴史まで一関にこだわった商品は藩政時代に一関を治めた旧一関藩主田村家からも公認され、27日に販売を開始した。

 「田むらの梅酒」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で田むらの梅の生産量が減少し、原料の梅が在庫過剰となっていた松栄堂が、磐乃井酒造に相談し開発。花泉町産の酒造好適米「美山錦」を原料に同社が醸造した日本酒ベースの梅酒はアルコール度数10度と控えめで、すっきりと上品な味わいで飲みやすい仕上がりとなっている。

 商品に「田むら」の文字を冠することについては、田村家57代当主の任顯さん(39)=盛岡市=から「田村の名が一関の発展に役立つのであればうれしい」と快諾を得ており、発売日には田村家にゆかりの深い一関市字釣山にある一関八幡神社(小野寺康宮司)の相殿・田村神社に関係者代表が参列し、神前に梅酒を奉納する神事が営まれた。

 奉納した梅酒を手に松栄堂の小野寺代表取締役社長(39)は「(磐乃井酒造には)素晴らしいお酒を造っていただきうれしく思う。地元の梅を使い一関や田村家の歴史が詰まった味を、遠くに住む一関出身の人たちにも味わってほしい」、磐乃井酒造の製造責任者で杜氏の佐藤竜矢専務取締役(36)も「コロナ禍で日本酒の販売も落ち込む中、去年の夏から進めてきた企画だったが無事終えることができてほっとしている。すっきりとした味わいを冷やして、またロックにして楽しんでほしい」と語る。

 価格は720ミリリットル入り2420円(税込み)で両社のオンラインショップでも取り扱っている。問い合わせは松栄堂=フリーダイヤル(0120)235008=へ。

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