奥州・金ケ崎

球団カラーで大谷応援 ラベルに侍投手デザイン 岩手銘醸・日本酒「奥州ノ龍赤ボトル」発売

大谷選手への応援の思いを込めて発売されている岩手銘醸の「奥州ノ龍赤ボトル」

 奥州市前沢字新町の岩手銘醸(及川啓子代表取締役)は、米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手(花巻東高出、同市出身)を応援しようと日本酒の新商品「奥州ノ龍赤ボトル」を発売した。同球団カラーのボトルで、ラベルには“二刀流”を思わせる侍の投手をデザイン。国内では地元を中心に販売し、夏には米国にも輸出して今季の盛り上がりを後押しする。

 赤ボトルは大谷選手がオールスター戦に出場した2021年7月ごろから企画。前沢出身者が経営し、奥州ノ龍も取り扱う米国のスズキ・マーケティングの協力で進めてきた。岩手銘醸が赤い瓶を使用するのは初めて。純米吟醸で、日本酒としては飲みやすいアルコール度数14%に仕上げた。価格は税込み1980円。

 限定品との位置付けで、国内では1日から発売。市内を中心に販売し、2000本の製造を見込む。米国への輸出は3000本を想定。同球団のホームがあるカリフォルニア州を中心に展開する見通し。

 奥州ノ龍シリーズは輸出の主力商品として17年に開発され、このうち純米大吟醸は昨年のサンフランシスコ・インターナショナル・ワインコンペティションの日本酒部門で最高ランクの賞を受けている。及川順也取締役専務は「市内唯一の酒蔵として応援の思いを込めて赤ボトルを造った。当社では大谷選手と一緒に野球をした従業員も酒造りに携わっている。酒を通じて奥州市を日本と世界の皆さんに発信したい」としている。

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