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「競技人生最高の一ページ」 永井秀昭選手(八幡平市出身) 北京五輪ノルディック複合団体銅メダル 知事に喜び報告【岩手】

北京五輪で獲得した銅メダルを手に喜びを語った永井選手

 北京冬季五輪スキーノルディック複合男子団体で銅メダルを獲得した八幡平市出身の永井秀昭選手(38)=盛岡南高―早稲田大―岐阜日野自動車=は7日、県庁を訪れ、達増拓也知事に成果を報告し、「競技人生で最高の一ページになった」と喜びを語った。

 永井選手をはじめ、県スキー連盟の山本進会長と関治人専務理事が県庁を訪問。達増知事が永井選手に花束を贈った。

 スキーノルディック複合男子団体には永井選手ら4人が日本代表として出場。1994年のリレハンメル大会以来28年ぶりのメダルとなった。

 3大会連続出場の永井選手は「自身の中で最後の挑戦として臨んだ。岩手にメダルを持ち帰ることができてうれしい気持ちでいっぱい」と感慨深げに語った。競技中は風や寒さ、雪質などあらゆる気象条件が過酷だったとし、「そういった中でチーム一丸となってメダルを獲得し、喜びを共有できた」と振り返った。

 北京大会では永井選手のほか、スキージャンプ男子で同市出身の小林陵侑選手(25)=盛岡中央高―土屋ホーム=が個人ノーマルヒルで金メダル、同ラージヒルで銀メダルの快挙を達成。冬季では92年アルベールビル大会ノルディック複合男子団体で同市出身の三ケ田礼一選手が金メダルに輝いて以来30年ぶりの県勢メダル獲得となった。

 達増知事は「岩手におけるスキーの歴史、スポーツ競技力強化の歴史にも残る偉業だ」とたたえた。

 終了後、報道陣の取材に応じた永井選手は進退について「代表としての活動はこれで一区切り。今後のことは関係者と相談したい」と話した。

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