四季の山景色表現 中川さん(八幡平)水彩画展 けやきラウンジ【花巻】
八幡平市在住の中川智恵子さん(59)の水彩画展「山景色を歩くⅡ」は、花巻市東和町の東和図書館内ギャラリースペース「けやきラウンジ」で開かれている。雪が残る田園や新緑の美しい雑木林などを描いた作品が並び、訪れた人の心を癒やしている。30日まで。
中川さんは宮城県出身で、岩手大特設美術科卒。現在は県内の水彩画教室で講師、中学校で美術の非常勤講師を務めているほか、登山ガイドとしても活動している。
けやきラウンジでの展示は初めてで、今回は11点を出展。「実際に自分の目で見た場所じゃなければ描かない。描くときはモデルとなる場所の風と空気感を大事にしている」という。早春の小岩井農場、紅葉に彩られる八幡平など四季折々の景色を鮮やかな色彩で表現している。
中川さんは「絵を描くことは日常の一部になっている。憧れだったけやきラウンジで展示会を開くことができてうれしい」と語り、「絵を見た人がモチーフになった場所に興味を持ってもらえればうれしい」と期待している。
展示時間は午前10時30分~午後6時(最終日は3時)。毎週月曜と第2火曜は定休。
問い合わせは同ラウンジ=0198(42)3205=へ。