奥州・金ケ崎

8作品1次審査通過 意見得て改良、決定へ 中高生参加WSも 胆沢・愛宕地域振興会マスコットキャラ【奥州】

1次審査通過作品が出そろった愛宕地域振興会のマスコットキャラ募集事業。中高生から作品へのアドバイスも募った

 奥州市胆沢の愛宕地域振興会(安倍明芳会長)が実施している同会のマスコットキャラクター募集事業で、住民の投票による1次審査を通過した作品8点が出そろった。2022年度は通過作品を案として住民からアドバイスを募ってデザインをアレンジし、より郷土愛を象徴できるよう磨きを掛ける。再度の審査を経て決定する方針だ。

 キャラクター募集は21年度青年交流応援事業の一環で、幅広い年代の愛郷心を育み、まちづくりへの関心も高めようと実施。1月まで作品を募り、小学生から70代まで34人が38点を出品した。応募作には国道397号の「桜の回廊」や仙北街道駕籠(かご)道中大会の大名行列、愛宕神社など、地区の名所や名物から題材を得た作品が多かった。

 2月には同会の広報誌を通して全作品を地区内520世帯に紹介。胆沢愛宕地区センターでの全点掲示も経て、広報誌に添えた審査券で投票を受け付けた。投票結果は出たものの、事業を知らなかった住民もいたことを踏まえ、キャラ作りを再度地域の話題として盛り上げ参画者も増やそうと、決定まで複数の段階を踏むことにした。

 今年度事業の第1段階は、住民を巻き込んで1次審査通過作品を一層愛されるよう改善することで、1日には地元の中高生5人が同センターに集まり、ワークショップ(WS)方式で作品の趣旨やデザインに意見を寄せた。

 今後も参加層を変えて意見を募り、アドバイスを通過作品の応募者に伝えて修正の機会を設ける。住民による審査の方法は今後検討していく。

 同振興会の髙橋美智子事務局次長は「世帯数に対しての応募が多く感謝している。作品を通して地域の魅力を考える事業なので、全世帯に認知してもらえるよう慎重に、丁寧に工夫していきたい。中高生からも熱意あるアドバイスを頂き、まだまだ愛宕には伸びしろがあると期待している」と話していた。

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