北上・西和賀

療育支援施設 18日開設 プログラム多彩に 北上ヘルシー

「ぴーか・ぶー・パレット」の内覧会。大画面タッチパネルでは多彩なゲームが用意され、楽しみながら学ぶことができる

 北上市の食品、薬販売業北上ヘルシー(関根敏伸代表取締役)は、同市柳原町4丁目に児童発達支援・放課後等デイサービス「ぴーか・ぶー・パレット」を18日に開設する。大画面タッチパネルを使ったトレーニングゲームや多彩な療育プログラムを用意。子供たちの基本的生活習慣や社会性、思いやりを育み、多様な個性を伸ばしていく。

 療育支援が必要な子供が増加傾向で支援施設のニーズが高まる中、同社は新たな社会貢献ビジネスとして開設。以前、皮膚科クリニックだった木造2階建ての施設を借り受け、リフォームを終えた。

 デジタル認知テスト「脳バランサーキッズ」を導入し、一人ひとりの特性を分析。個別支援につなげる。大画面タッチパネルでは地図ゲームやぬり絵、ブロック崩し、脳トレなどの17種類のゲームを楽しみながら学ぶことができる。空手やキッズヨガなど体を動かす運動プログラムや、おやつ作りなども体験できる。

 平日は午後2時30分~5時30分、学校が休みの日は午前9時30分~午後5時。(土、日曜休み)。宿題、おやつ、体操をして各療育プログラムを行う。勉強室、遊戯室などのほか、子供たちが落ち着いた環境で過ごせるよう静養室、面談室も設けた。

 市町村が発行する受給者証を持つ、未就学児から高校生を受け入れる。定員は1日10人。送迎付きで市内、近隣自治体からも利用できる。9割が公費負担で、自己負担は1割(世帯所得により月額上限あり)。専門の資格を持つ常勤スタッフ4人とサポートスタッフ3人で対応する。石川紀文管理者は「子供や親御さんに寄り沿い、一人ひとりに合わせた新しい形の療育支援、自立支援をしていく」と話している。

 15日から内覧会が始まり、福祉関係者や学校、市の関係者らが訪れた。16、17日も午前10時~午後5時に予定している。問い合わせは同施設=0197(62)4041=まで。

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