北上・西和賀

郷土の資源誇りに ふるさと名品雪あかりギフト 最高賞受賞を報告【西和賀】

内記町長(右から2人目)に「ふるさと名品オブ・ザ・イヤー」地方創生大賞の受賞を報告した髙鷹会長(同3人目)ら

 2021年度「ふるさと名品オブ・ザ・イヤー」で最高賞に輝いた西和賀町のギフト商品「ユキノチカラおうちで雪あかりセット」の関係者が20日、町役場湯田庁舎を訪れ、内記和彦町長らに受賞報告し、地域資源を生かした魅力発信に意欲を示した。

 甘酒アイスやわらび餅など地元のスイーツと本物の雪、雪あかりを作るセットなどを発泡スチロールの箱に詰めた同商品は、西和賀の地域ブランド「ユキノチカラ」を運営するユキノチカラプロジェクト協議会が企画し、西和賀産業公社が冬季限定で販売している。

 地域に眠る名品などを表彰する「ふるさと名品オブ・ザ・イヤー」では、地域課題の雪を贈り物にする発想などが高く評価され、応募総数101件のうち、「モノ(名品)部門」トップの地方創生大賞「地方創生担当大臣賞」に本県で初めて選ばれた。

 町役場には同協議会の髙鷹政明会長、事務局の加藤紗栄さん、同社営業企画課の藤原朝子係長が訪れ、内記町長や刈田哲彦副町長、柿崎肇教育長らに賞状やトロフィーを披露した。

 髙鷹会長は「他の地域と直球勝負はできないかもしれないが、誇りを持って生きていくために他にはない武器、心掛けが必要となる。それが形になった。今後の西和賀の発展のヒントになるし、勇気を与えるものだ」と喜びを語った。

 内記町長は「町にとっても新たに大きな力を頂いた。これまでも雪の活用に取り組んできた歴史はあるが、評価いただいたことは今後の地域づくりにおいてありがたい。今後も地域を引っ張っていってもらいたい」と期待を寄せた。

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