奥州・金ケ崎

バランス取り楽しく 連盟公認インストラクター指導 スラックライン施設開園【奥州】

奥州市胆沢若柳にオープンした「奥州スラックラインパーク」

 奥州スラックラインパークは23日、奥州市胆沢若柳字二枚橋地内にオープンした。同パークは、日本スラックライン連盟公認インストラクターの指導付きとしては県内初の施設で、スラックラインメーカー「ギボン」が今後全国各地で展開していく「ギボン・スラックライン・ステーション」の第1号。オープン初日は市内外から体験希望者が訪れ、デモンストレーションを見学したり、スラックラインを体験したりしていた。同パークの藤井智さん(52)は「スラックラインは子供からお年寄りまで楽しめるスポーツ。インストラクターの指導を受けながら楽しくチャレンジしてください」と話している。

 スラックラインは細いベルト状のラインの上で楽しむスポーツ。バランス、体幹が鍛えられるとしてスキーやスノーボード、野球、サッカーなどの一流アスリートもトレーニングに取り入れている。

 奥州スラックラインパークは屋外型の施設。1200平方メートルのエリアには、高さ、長さの違う12本のラインが設けられている。県内にもスラックラインを楽しめる施設はあるが、同連盟公認インストラクターの指導付きの施設は今回初。

 また、同社がスラックラインの普及と新しいコミュニティーの創出、健康寿命延伸、地域雇用など地域活性化を目標として展開する「ギボン・スラックライン・ステーション」の最初の施設となる。

 初日は、世界を舞台に活躍するプロスラックライナーの菊川信さん(16)と佐々木燈さん(16)がゲストとして来訪。デモンストレーションや指導に当たった。デモンストレーションでは、細いラインの上でトリック(技)を次々に繰り出し、見学者の歓声を受けていた。デモンストレーションは24日も午前10時から午後3時まで行われる。

 菊川さんは同パークのオープンについて「スラックラインを広めようとする人がいて、それに応えてくれる人もいるのはうれしい」とし、「スラックラインはいろんな人とつながれるツールになる。楽しんでほしい」と呼び掛けている。

 オープンに駆け付けた同連盟の小倉一男会長は「初のギボン・スラックライン・ステーションがオープンしたことで、誰でも楽しめるスポーツとして普及が一層進むことに期待している」と話していた。

 同パークは土日・祝日のみ開園で、平日は予約専用。時間は午前10時から日没まで。料金は4時間800円、1日フリーが1200円。4人以上の申し込みで1人当たり200円割り引き。スラックライン教室などへの講師派遣の相談にも応じる。

 藤井さんは「この施設は30~40人で遊べる施設。インストラクターの指導を受けて、スラックラインの本当の楽しみを味わってほしい」と話している。

 申し込みや問い合わせは藤井さん=携帯電話090(3367)0797、Eメールsfujii@gibbon.co.jp=へ。

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