岩手限定メニュー販売 モスバーガー 創業、大船渡店周年記念 きょうから5日間
ハンバーガーチェーン「モスバーガー」を運営するモスフードサービス(本社東京都品川区、中村栄輔代表取締役社長)は、創業50周年と大船渡市にある東日本大震災復興のメモリアル店舗オープン10周年を記念し、27日から「なりもす・ダブルバーガー」を販売する。創業当時のメニューを現代風にアレンジしたボリューム満点のバーガーで、5月1日までの5日間、創業者生誕の地である岩手限定で売り出す。
同社は2012年4月、震災による津波で流され閉店を余儀なくされた陸前高田市の店舗に代わり、創業者の故櫻田慧氏の出身地である大船渡市に、復興の思いを込めた「メモリアル店舗」としての大船渡店をオープン。今年は創業50周年の節目で、大船渡店の10周年にも当たることから、ゆかりある本県で記念商品を販売することにした。
記念商品「なりもす・ダブルバーガー」は、3月に東京都板橋区にあるモスバーガーの1号店「成増店」でも限定販売した。肉(パティ)とオニオンにオリジナルミートソースをかけ、輪切りのトマトを載せた代表メニューをさらにボリュームアップ。レタスをトッピングし、バンズで挟んだ食べ応えのある商品となっている。
価格は660円。県内全12店舗で販売。中村社長は「岩手から創業者が出ていなければ、モスバーガーは生まれていない。大切な出身地なので、創業者の気持ちを考えながら味わってほしい」としている。