１００種類の味堪能を　来月２８、２９日・日本ワインフェス花巻大迫　県内居住者限定、３年ぶり

　県内外のワインとワインに合うつまみが味わえる「日本ワインフェスティバル花巻大迫」（同実行委主催）は５月２８、２９の両日、花巻市大迫町の大迫交流活性化センター周辺で開かれる。新型コロナウイルスの影響もあり、入場者を県内居住者に限定しての３年ぶりの開催となる。

　会場には、県内をはじめ北海道、東北、関東、甲信越地方から３４のワイナリーが出展し、赤、白、ロゼ、スパークリングなど１００種類ほどの日本ワインが並ぶ。チーズや肉料理などをそろえたフードコーナーも設ける。ステージでは大迫地域のブドウの歴史やブドウ新規就農者の紹介、県外ワイナリーのリモートトークショーなどが予定されている。

　入場は県内居住者のみの各日５００人が上限で、県内プレイガイドで取り扱う入場整理券が必要。時間は初日が正午～午後５時、２日目は午前１０時～午後４時。当日の入場整理券の取り扱いはない。

　ワインは有料試飲で、当日会場内のインフォメーションで販売するワインチケットが必要。１杯（６０ミリリットル）を３００円から味わうことができる。フードコーナーは現金による会計。

　両日は仲町交差点から大迫交流活性化センター前までの市道を歩行者天国にし、ワインとフードの各ブースを開設。ＪＲ花巻駅から新花巻駅を経由して会場を結ぶ専用有料シャトルバスを運行する。

　新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、入場者には連絡先の記入と検温、マスク会食、密集や長時間の飲酒などの回避、試飲用プラスチックカップの使い捨てなどに協力を求める。

　ワインフェスは２０１７年度、日本ワインの普及と需要拡大を目的に、岩手ワイン発祥の地・大迫を会場に始まったが、コロナ禍でここ２年は中止を余儀なくされた。上田東一市長は「感染状況の動向を踏まえ、しっかりした感染対策を取りながら今年は開催したい。県外のワイナリーの人が来て話をしながら飲むことはできないが、素晴らしいワインが楽しめる機会なのでぜひ利用してほしい」と話している。

　問い合わせは、同フェス実行委事務局＝０１９８（４１）３１２２＝へ。

　◇北海道＝北海道ワイン（おたるワイン）※

　◇岩手＝エーデルワイン、高橋葡萄園、亀ケ森醸造所、アールペイザンワイナリー※、大迫佐藤葡萄園※、もんのすけ農園※（以上花巻市）自園自醸ワイン紫波（紫波町）神田葡萄園（陸前高田市）涼海の丘ワイナリー（野田村）岩手くずまきワイン（葛巻町）ＴＨＲＥＥ　Ｐ（大船渡市）

　◇東北▽青森＝はちのへワイナリー▽秋田＝ワイナリーこのはな▽山形＝高畠ワイナリー、月山ワイン山ぶどう研究所▽福島＝ふくしま農家の夢ワイン

　◇関東▽東京＝東京ワイナリー、ＢｏｏｋＲｏａｄ～葡蔵人～（ブックロード）▽栃木＝ココ・ファーム・ワイナリー

　◇甲信越▽新潟＝フェルミエ、カンティーナ・ジーオ・セット、ルサンクワイナリー▽長野＝はすみふぁーむ＆ワイナリー、ヴィラデストワイナリー、アルカンヴィーニュ▽山梨＝カンティーナヒロ、八幡洋酒、東晨洋酒、ＴＥＫＩＳＥＮ．ＷＩＮＥ、三養醸造、サントネージュワイン※、シャトー勝沼、駒園ヴィンヤード