新緑に映える名所 「やすらぎの滝」遊歩道整備 昭和の学校【花巻】
ゴールデンウイークに合わせ、花巻市下シ沢の「山の駅・昭和の学校」(照井正勝校長)は、同施設近くを流れる「やすらぎの滝」への遊歩道の環境を整備した。観光客らはきれいになった遊歩道を利用し、新緑に映える滝を堪能している。
同施設ではやすらぎの滝を地域の新たな観光資源にしようと、5年ほど前に職員らで滝までの遊歩道を開設。スタッフと住民と一緒に木々の伐採や倒木の除去、遊歩道や木の手すりの設置した。
滝があるのは、同施設のそばを通る主要地方道花巻大曲線の下シ沢川に架かる橋の上流。周囲は岩盤に囲まれ、落差はさほどないが、段々状に曲がりくねり、中段に大きな滝つぼがあるのが特徴だ。
遊歩道は2ルートあり、職員と地域住民が4月26、27の両日に枯れ葉や流木、ごみなどを取り払ったほか、手すりなども改修した。同30日も多くの観光客や親子連れが訪れ、勇壮な滝を眺めながら写真を撮るなどしていた。
照井校長(73)は「今年は遊歩道にベンチも設置できれば。やすらぎの滝はまだ市民にも知られていないので、もっと多くの人に認知してもらいたい」と意気込んでいる。