一関・平泉

威勢よく神輿渡御 春の藤原まつり【平泉】

毛越寺境内を神輿を担いで練り歩く平泉睦会メンバー

 春の藤原まつり(平泉観光協会主催)は4日、平泉町内各地で多彩な催しが開かれた。このうち新型コロナウイルス感染防止のため中止されていた町内神輿(みこし)が3年ぶりに行われ、晴天の中、毛越寺や町中心部などを神輿が威勢よく練り歩いた。【社会面に関連】

 町内神輿には例年、子供神輿を含む町内の各団体が参加しているが、今回は平泉睦会(三浦勢喜会長)のみ参加。地元行政区の13区を中心に25人がそろいの白い法被をまとい、同町平泉字柳御所の第13区公民館を起点に同区内を経て、毛越寺からJR平泉駅前、中尊寺通りを巡るコースで約2時間渡御した。

 このうち参拝客でにぎわう毛越寺境内では、山門から本堂までの参道を神輿が勇壮に進み、本堂前で担ぎ手が一斉に神輿を高く上げる舞い上げを披露すると、参拝客が盛んにカメラのシャッターを切っていた。

 三浦会長(51)は「担ぎ手を減らして密を避けることやマスクの着用、担ぎ手は声を上げすに随行する会員が拡声器で掛け声を担当するなどの感染予防策を取った。コロナ禍でイベント中止が続く中、誰かが先陣を切らなければとの思いで再開を決めた」と語った。

 まつり最終日の5日はJR平泉駅前広場で弁慶力餅競技大会、毛越寺では重要無形民俗文化財「延年の舞」などが行われる。

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