奥州・金ケ崎

少しずつ「春」へ前進 国道397号除雪作業【奥州】

冬季閉鎖中の奥州市と秋田県境をつなぐ国道397号で、通行再開に向けて行われている除雪作業

 冬季閉鎖となっている奥州市胆沢若柳と秋田県境をつなぐ国道397号の16・3キロ区間で除雪が進んでいる。例年よりも積雪が多く慎重に作業しており、道路管理者の県南広域振興局土木部は解除を5月下旬と見込む。

 閉鎖区間は平七沢ゲートから県境まで。今年の除雪作業は4月7日に始まった。積雪は最大約7メートルで、ここ5年では一番の多さ。今月7日現在、県境まで残り3・2キロの地点まで除雪が進んでいる。

 9日は報道機関向けに除雪の状況が公開された。共同産業(金ケ崎町西根)が車両4台体制で作業に当たっており、このうちロータリー除雪車は雪をかき込んで谷間へ吐き出しながら少しずつ前進していた。

 昨年の冬季閉鎖解除は例年並みの5月20日だった。今年も除雪終了後、車道の破損箇所の修復や安全設備の点検・整備を経て解除する。同局の遠山桂輝道路河川環境課長は「作業の安全を確保しつつ通行再開に向けて取り組んでいきたい」と話している。

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