花巻

躍動感あふれる力作 写真、木彫ずらり ふれあい野鳥展【花巻】

まるで本物のような姿が目を引く木彫の野鳥
ふれあい野鳥展を開いたすずめの会の会員

 県内に生息する野鳥の姿を捉えた写真と、生きているかのような野鳥の彫刻を集めた「ふれあい野鳥展」が、花巻市大通りの市定住交流センターなはんプラザ3階展示コーナーで開かれている。

 野鳥展は、10日からの愛鳥週間に合わせ、北上市憩いの森木工体験館で月1回活動するバードカービングサークル「すずめの会」(会員4人)が企画。会員が制作した38種類、101羽のバードカービング(野鳥の木彫)と、県内で撮影された写真23点が並ぶ。

 木彫は木片から彫り出された大きく羽を広げるオオタカや、ぽってりとしたフォルムが印象的なシマエナガ、つぶらな瞳が愛らしいフクロウ、羽根の毛筋まで表現されたキビタキなど、躍動感あふれる造形が目を引く。

 写真は会員の一人で野鳥愛好者の村上悦夫さん(71)=久慈市=が、北三陸を中心に2009~21年に撮影した野鳥を紹介。ヤマセミの子が親から小魚をもらう場面や、天敵のハヤブサに気付かずに接近するアオバト、真っ赤な魚をつかんで飛行するミサゴなど、野生の瞬間が切り取られている。

 野鳥展は今月31日まで。会員は「野鳥にみせられた仲間が楽しみながら制作している。岩手の自然を感じてもらえたらうれしい」と話す。入場無料。

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