四季の風景 緻密な描写 佐川さん(群馬)個展 東和図書館けやきラウンジ【花巻】
群馬県在住のアマチュア画家佐川正和さん(53)による個展「一期一絵 そこに佇(たたず)む風景」は、花巻市東和町の東和図書館内ギャラリースペース「けやきラウンジ」で開かれている。水田、雪積もる山々など緻密に描かれた四季折々の風景画が並び、訪れた人たちの注目を集めている。29日まで。
子供の頃から絵を描くのが好きだったという佐川さんは、30歳で本格的に水彩画を始めた。登山などが趣味で、作品は実際に訪問した群馬県や福島県の風景などをモデルにしている。
本県で作品展を開催するのは今回が初めてで、20点を出展。いずれもA4サイズで、趣のあるかやぶき屋根の農家と青々とした苗が植えられた田園、雪で白く染まる林など美しい風景画が並ぶ。「錦秋の尾瀬」は秋が深まる尾瀬の光景を表現し、「山靴を履いてさっとこの景色に逢(あ)いに行けるのも群馬暮らしの喜び」とコメントしている。
「モデルになった場所の雰囲気が見ている人に伝わるよう意識している。引き続き風景画を中心に創作活動を続けていきたい」と話している。
問い合わせは同ラウンジ=0198(42)3205=へ。