一関・平泉

青空の下気分最高 萩荘・下大桑ヒツジ放牧開始【一関】

下大桑ヒツジ飼育者の会が休耕田を活用して整備した放牧地に放された子ヒツジ

 一関市萩荘の下大桑ヒツジ飼育者の会(桂田清会長)によるヒツジの放牧は15日、同市萩荘地内の放牧地で始まり、青空の下ヒツジが駆け回りながら青々とした牧草をはみ、気持ち良さそうに過ごしている。

 同会は、萩荘地区での耕作放棄地有効活用やヒツジの産地化などを狙いに2016年設立。翌年からは旧県立一関農業高校の実習用として使われていた広さ約4ヘクタールの放牧地などを活用して放牧を行っている。

 今季は会員が飼育する英国原産のサフォーク種40頭を放牧。半数に当たる繁殖用のヒツジは放牧地、残る半数の子ヒツジは会員の家に近い萩荘字岩城地内の休耕田を活用して整備した放牧地にそれぞれ放された。

 放牧は会員が毎日交代でヒツジの体調などに注意を払いながら雪が降り始める11月まで続けられる予定。桂田会長(73)は「出荷するヒツジは肉の臭みを取るため、8月ごろから乾燥した餌に替えて品質向上に努めていく。将来は繁殖用のヒツジを100頭にまで増やしたい」と意欲を見せる。

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