北上・西和賀

鬼剣舞装束まとい笑顔 子供ら伝統文化親しむ 鬼の館 体験イベント【北上】

鬼の館の今年度「鬼ッズの日」がスタート。鬼剣舞の衣装を身に付ける参加者

 北上市和賀町岩崎の市立鬼の館の2022年度「鬼ッズの日」は15日、始まった。子供たちが鬼剣舞の衣装着衣体験や「和紙お面づくり」を通じ、北上の伝統文化に親しんでいる。

 4歳から12歳までを対象とする「鬼ッズの日」は、毎月第3日曜日に実施する体験イベント。今年度は新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、予約制で参加者を募集している。

 初回に参加した西家結丞ちゃん(4)=紫波町日詰=は、職員の着付けで身ごろや胸当、はかま、脱垂、たすき、鎖かたびら、手甲、鉢巻き、毛采(けざい)、大口、面などを順に身にまとい、館内で写真撮影したり、屋外の舞台で刀を振って踊ったりして喜んでいた。

 リーダー格の白面を選ぶほど鬼剣舞が好きという結丞ちゃんの装束姿を見て、父親の悠さん(35)は「楽しそうにしていて見ている方もうれしくなる。鬼の館で行われる鬼剣舞公演にも連れてきて見せたい」と目を細めていた。

 鬼剣舞衣装着衣体験は午前10時、10時30分、11時、11時30分の4回に分かれ、定員は各回2人。参加無料。鬼剣舞やカッパの面を制作する「和紙お面づくり」は午後1時30分から3時30分までで定員5組。参加料は500円(材料代)。予約は「鬼ッズの日」前日の午前10時から受け付けており、希望者は電話か、鬼の館受け付けに直接申し込む。感染状況により体験を中止する場合もある。問い合わせは鬼の館=0197(73)8488=へ。

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