医療従事者を激励 奥州市長、総合水沢病院訪問
奥州市の倉成淳市長は19日、同市水沢の総合水沢病院を訪れ、新型コロナウイルスの対応に当たっている医療従事者を激励するとともに、院内感染ゼロの継続や高齢者施設クラスターの収束、ワクチン接種体制の構築などの取り組みをたたえた。
訪問は、4月に行われた市内の院長、所長との懇談で、同病院の医療従事者がコロナ対応に奮闘する様子を聞いたことがきっかけ。同日は病院運営会議のメンバー約20人が同病院の会議室に集まったほか、他の職員はウェブ会議システムで視聴した。
倉成市長は「日々感染症と向かい合っている皆さんに感謝の意を表したい。緊張を強いられた生活を送られ、誤解、風評に悩まれることもあると思う。そうした時も医療従事者のプライドで乗り切ってこられた」とねぎらった。
自身が企業の研究職にあった時、国立予防衛生研究所で研修していた感染予防の実践で苦労した経験を語り、タレント木村拓哉さんがCMで発したメッセージを読み上げ、今後も奮闘を支える意思を伝えた。
菊池淳院長が医療従事者を代表して「激励を糧とし、さらに市民のための医療に身を投じていけると感じている」と訪問に感謝した。
倉成市長はその後、担当者の案内で病棟やPCR検査を行う検査科、発熱外来を見て回り、現場の体制に理解を深めた。