奥州・金ケ崎

妊産婦手厚く支援 宿泊費助成や給付金創設 金ケ崎町

 金ケ崎町は2022年度、子育て支援の強化や4月から胆江地方に分娩(ぶんべん)可能な施設がなくなったことへの対応で、妊産婦を支える新規事業や既存事業の拡充を打ち出した。妊婦宿泊費等助成金や妊産婦応援給付金の創設、妊産婦サポートタクシー助成券の用途拡充などで、町独自の対策も盛り込み手厚く展開している。

 いずれも今年度一般会計補正予算第1号(肉付け予算)に盛り込まれた。

 妊婦宿泊費等助成金では、町内の妊婦の通院や入院、出産のための待機宿泊をサポート。分娩施設ゼロという同じ課題を抱える奥州市と足並みをそろえて創設した制度だが、多胎や切迫早産などの恐れがあるハイリスク妊産婦への補助を独自に重点化している。産科医療機関へ通院・入院している妊婦(一般妊婦)と、県指定の周産期母子医療センターに通院・入院しているハイリスク妊産婦らを対象に補助する。

 1回の出産当たりの補助上限は、一般妊婦と付添人1人の宿泊費が計3万円、ハイリスク妊産婦と付添人1人は宿泊・交通費の合計5万円。一般妊婦と付添人の宿泊は各3泊、1泊5000円までが限度。

 ハイリスク妊産婦の宿泊費は実費分で、付添人は3泊、1泊5000円までが限度となっている。交通費は、タクシー料金は実費を補助。自家用車の場合は、同町から周産期母子医療センター10カ所への距離に応じ助成額を設定している。

 また妊産婦応援給付金は、町内の妊産婦の心理・経済的負担の軽減が目的。母子手帳を受けた妊婦には妊娠1回につき3万円、産婦には新生児1人出産につき2万円を交付する。

 妊産婦サポートタクシー助成券には、出産などでの緊急通院に使用できる「妊産婦出産等支援タクシー助成券」(4万円分を4枚)を追加。通院などを対象とした既存の「妊産婦おでかけ支援タクシー助成券」(500円分を20枚)も維持している。

 このほか助産師による産後ケア訪問(原則2回まで)は改正で無料化した。

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