北上・西和賀

地滑り被害や対策紹介 県南局土木センター 国道107号記録展【北上】

西和賀町大石地区の国道107号地滑り被害や対策などを紹介している災害記録展

 県南広域振興局北上土木センターは、北上市芳町の北上地区合同庁舎で「国道107号西和賀町大石地区災害記録展」を開いている。国道が通行止めとなってから1年が経過したのに合わせ、これまでの災害対応や復旧事業の概要などを伝えている。31日まで。

 同町内の国道107号は2021年5月の地震でのり面の変状が確認され、道の駅錦秋湖付近から天ケ瀬橋まで4.9キロ区間が通行止めとなっている。地滑りは国道を含む幅180メートル、高さ160メートル、奥行き290メートルの広範囲で想定されており、土塊量約120万立方メートルは県管理道路では最大規模とされている。

 同展では、地滑りの概要や発生からこれまでの経過、地滑りを抑制するための錦秋湖への応急盛り土など工事の進捗(しんちょく)状況、施工者の苦労話などを紹介。

 地震から1カ月で道路の段差が約30センチまで広がったことや、コンクリート擁壁が倒壊した様子、道路が沈下しアスファルトの盛り上がりが進行したことを示す状況写真のほか、地質を調べるため実際に採取した現地の岩石なども展示している。

 盛り土工事や仮橋建設工事を担当する受注者の現場代理人へのインタビューでは「吹雪や豪雪の中での作業が特に苦労した」「安全に通行できる橋を1日でも早く完成できるようワンチームで挑む」「高精度、高品質な製品を目指して製作を進める」などのコメントも掲示している。

 同センターの金今章弘道路環境課長は「107号が通行止めとなっている影響は大きく、今後も情報発信に力を入れながら早期復旧に努めたい」としている。

 土日も開催している。時間は午前9時から午後4時まで。

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