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クマ被害多発 県が注意報【岩手】

 県は1日、クマによる人身被害が相次いでいる状況を受け、ツキノワグマの出没注意報を発表した。

 県によると、県内では5月にクマによる人身被害が5件(被害者6人)発生。2021年の同月は1件(同1人)で、前年を上回るペースとなっている。

 今後も被害が懸念されることから、県内全域に注意報を発令。

 山林内では▽事前に出没情報を収集▽複数人での行動▽鈴やラジオなど音の出るものを携行▽クマのふんや足跡を見たら引き返す―などを推奨している。人里では廃棄野菜や生ごみなどの管理を適切に行うほか、農地周辺の刈り払いなど見通しの良い環境の整備、屋外や納屋に果物やペットフードを放置しないなど、クマを寄せ付けない対策を呼び掛けている。

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