奥州・金ケ崎

苗木のお世話 任せて 衣里小へオオバクロモジ 植樹祭向け引き渡し【奥州】

オオバクロモジの世話を引き受けた衣里小2年生

 2023年に本県で開催される第73回全国植樹祭いわて2023に向けた「苗木のスクールステイ」で5月26日、県南広域振興局林務部の職員が奥州市の衣里小学校(門屋深雪校長、児童62人)を訪ね、オオバクロモジ10本を2年生に託した。児童は半年余りの世話を引き受け、「どんどん大きくなるように育てたい」と意欲を語った。

 苗木のスクールステイは全国植樹祭で植栽する苗木を県内の小中学校の児童生徒に育ててもらう取り組み。このうち同林務部が管轄する胆江2市町では、3小中学校でオオバクロモジ各10本を育てる。

 同日は、同林務部の職員4人が同小を訪れ、2年生4人に苗木を引き渡した。職員から「乾いたら水をたっぷり上げてください。西日が当たりそうなところは避けて見守ってください」との依頼を受け、児童は元気に「はい」と応えた。引き渡しの後、体験学習として木に関するゲームをしたり、職員が持って来たクロモジの成木の葉をつぶして香りを楽しんだりした。

 永海和真君(7)は「クロモジという木を初めて知った。これから優しくお世話をしていきたい。大きく育ってほしい」と話していた。

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