奥州・金ケ崎

最終選抜へ絞り込み 県南地区予備審査 全国和牛能力共進会4、6区【奥州】

7月の全共出品候補牛の最終選抜会に向けて行われた県南地区予備選抜会

 10月に鹿児島県で開催される第12回全国和牛能力共進会(全共)出品候補牛の県予備選抜会(和牛能力共進会県対策協議会など主催)は2日、奥州市江刺のJA全農いわて県南家畜市場で行われ、県南地区の第4区と第6区の最終選抜会出品牛を選んだ。県出品対策委員会の米谷仁委員長は「良い牛が育っている。上位入賞に期待している」と話している。本県の代表牛を決める最終選抜会は7月27日に雫石町の同JA中央家畜市場で行われる。

 全共は全国持ち回りで5年に1度行われている和牛の品評会。本県では全区入賞などを目指し、前回の宮城全共直後から取り組みが進められている。体型を審査する第1~6区、肉質を審査する第7、8区、高校と農業大学校の取り組みを審査する特別区がある。

 本県からは計21頭が選抜される。2日に行われたのは第4、6区の県南地区の代表を選ぶ予備選抜会。全共への出品は、4区が「3代以上にわたり県内で生産され、3産以上している成雌牛を3頭一群で出品」、6区は「父牛が同じ種牛群(雌牛4頭)と肉牛群(去勢牛3頭)を総合的に評価する」となっている。

 県南地区の予備選抜では、4区の4頭、6区の5頭を審査し、4区を3頭、6区を4頭に絞った。選考で重視されたのは「体積感も大事だが、県南の特徴である品位あるもの」という。

 3日には同JA中央家畜市場でも中央地区の予備選抜会が行われ、最終選抜会に臨む4区3頭、6区4頭が選ばれた。

 米谷委員長は「上位を目指せる牛が育っている。関係者一丸となって総仕上げに取り組んでいく」と語っている。

 鹿児島全共は、「和牛新時代 地域かがやく和牛力」をテーマに10月6~10日に開催。種牛の部は霧島市、肉牛の部は南九州市で行われる。

地域の記事をもっと読む

奥州・金ケ崎
2024年5月19日付
奥州・金ケ崎
2024年5月19日付
奥州・金ケ崎
2024年5月19日付
奥州・金ケ崎
2024年5月19日付