北上・西和賀

メドレー、踊り、旅行気分 趣向凝らし音楽会 北上フィル

平和への祈りを込め演奏する北上フィルハーモニー管弦楽団のメンバーら

 北上フィルハーモニー管弦楽団(小野寺典夫団長)の第21回題名のある音楽会は5日、北上市文化交流センターさくらホールで開かれ、趣向を凝らしたプログラムで来場者を楽しませた。

 団員、エキストラ合わせて50人ほどが出演し、約450人が来場。第一部は各セクションのアンサンブルで映画「天空の城ラピュタ」メドレー、ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」メドレーなどを奏で、第2部ではスペイン組曲でフラメンコサークル・東北ラビワテが華麗な踊りで花を添えた。

 「コロナ禍の中、少しでも旅行気分を味わってもらいたい」(同楽団)と航空券に見立てた入場券とし、指揮者もパイロットのような服装で登場。英国、米国、スペイン、ドイツ、フランスの作曲家が生み出した曲を披露した。アンコールでは、ロシアによるウクライナ軍事侵攻を受け平和への祈りを込めた映画「ひまわり」のテーマ曲などで締め、大きな拍手が寄せられた。

 小野寺団長は「お客さんにも平和への気持ちが伝わり、斬新なアイデアとフラメンコも楽しんでもらえたのでは。団員が足りないが、何とか入れて続けていきたい」と話していた。

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