一関・平泉

農産物PRへ大使任命 野菜ソムリエ3人 一関市

いちのせき農産物アンバサダーに認定された(左から)千田さん、木村さん、塩原さん

 一関市は9日、市内の農産物を広く発信する役割を担う「いちのせき農産物アンバサダー」の女性3人に認定証を交付した。任期は同日から2年間で、7月に開催を計画している地産地消フェアを皮切りにイベントでのレシピ紹介や試食提供、市内飲食店などと連携した地産地消推進の活動などに取り組む。

 いちのせき農産物アンバサダーは、女性・若者活躍支援事業の一環として2022年度に市独自で創設した制度。農産物の専門的資格を生かしたプロモーション活動を通じて市内で生産された農産物の魅力を広く情報発信していく。

 認定第1号となったのは、日本野菜ソムリエ協会認定資格を持つ野菜ソムリエ上級プロの千田広子さん(同市大町)、野菜ソムリエプロの木村千恵美さん(同市狐禅寺)、野菜ソムリエの塩原亜季子さん(同市機織山)の3人。

 同日は市役所で佐藤善仁市長が一人ひとりに認定証を手渡し、「必要なのは、(農業の)生産現場を変えていくことと同時に、新しい出口を開拓して普及拡大していくことだと思っている。今後いろいろな出番が増え、大活躍していただけるとありがたい」とあいさつした。

 千田さんは「もっとたくさんの人に『こんなに良いところがある』『こんなにおいしい野菜を作っている』ということを伝えたい」、木村さんは「野菜には体を喜ばせる力がある。そういう力があるということを少しずつでも皆さんに広めることができればいい」、塩原さんは「得意のSNS(インターネット交流サイト)を通じて一関の野菜の良さを日本中、世界中にアピールできたらと思っている」とそれぞれ抱負を述べた。

 市地産地消・外商課は、今回認定した女性3人に加え、今後の資格取得予定者3人も資格取得後にアンバサダーに認定することにしている。

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