北上・西和賀

雨の日も安全運転を 北上江釣子ICで啓発活動

北上江釣子IC入り口で行われた雨の交通安全キャンペーン

 梅雨を迎えるのを前に、NEXCO東日本北上管理事務所と県警高速隊は8日、北上市北鬼柳の東北道北上江釣子インターチェンジ(IC)入り口で雨の交通安全キャンペーンを実施し、通行車両にスリップ事故防止などを呼び掛けた。

 関係者約20人や同市観光キャラクター「おに丸くん」が参加し、安全運転の啓発チラシやガム、ポケットティッシュ、撥水(はっすい)ガラスコートなど150セットを高速道路利用者に手渡した。

 同事務所の小野寺希郎所長は「雨の日は事故が増えるし、新型コロナウイルスの影響が緩和されたことで交通量も以前に戻りつつあり事故が懸念される。速度を落とすこと、車間距離を保つことを呼び掛けたい」と話した。

 同隊によると、2022年の県内の高速道路の交通事故発生状況は7日現在、人身事故が15件(前年同期比4件増)、死亡事故2件(同2件増)と増加傾向にある。活動後に講評した八重樫徹北上分駐隊長は「高速道路では、ちょっとした油断が事故につながる。車の性能向上だけでは事故は防ぎ切れず、運転手に気を引き締めてもらう活動が必要となる」と意義を語った。

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