北上・西和賀
名産品セット目玉に 中元商戦スタート さくら野百貨店 センター開設【北上】
北上市本通りのさくら野百貨店北上店（藤原英二店長）は１５日、同店１階にお中元ギフトセンターを開設した。「岩手名産品コラボギフト」などを目玉とし、お中元商戦で売上増を期す。８月１１日まで。
営業開始を前に出陣式が行われ、藤原店長は「コロナ禍での生活も２年半となり、お客さんの行動も変わった。百貨店は店舗所在地に貢献し、地域とのつながりを大事にしないと存在意義はない」と強調。「岩手をキーワードにセット商品を取りそろえ、充実させた。選ぶ方も楽しいし、贈られた方も岩手に行ってみたいと思ってもらえるようコラボギフトをお薦めしよう」と呼び掛けた。
売り場では冷麺詰め合わせ、リンゴジュースセット、三陸お手軽食卓セット、地サイダーセット、純情米いわて県産米ギフトなど本県の名産品をセットで扱うほか東北、全国の銘菓などのギフトも合わせて約４００点を取りそろえた。カタログでも１３００点ほどを扱っている。
通路を広く取り、飛沫（ひまつ）防止や消毒などの感染対策も引き続き徹底。ギフトセンターには開設初日から相次いで客が訪れ、大切な人に贈る品々を買い求めていた。
同店ではコロナ禍にあった２０２１年のお中元の売り上げは前年比９％増、お歳暮は８％増と健闘。商品の出品元関係者が同店で直接顧客に勧めたことや、自宅向けのギフトが好評だったという。今年も物価高騰の影響を抑えた自宅向け商品や「ワケあり」商品も売り出し、前年比で３％増、約６０００万円の売り上げ達成を目指す。
