一関・平泉

野菜、菌茸で15億9549万円 今年度販売計画を確認 JA平泉対策会議

関係者が認識を共有したJAいわて平泉の野菜販売対策会議

 JAいわて平泉(佐藤鉱一代表理事組合長)は16日、一関市千厩町のマリアージュで2022年度野菜販売対策会議を開いた。今年度は野菜、菌茸合わせて15億9549万円(前年度実績比113・9%)の販売を計画。「いわて平泉ブランド」を浸透させ、消費者から信頼を得られる産地形成に向け、生産者や市場関係者らが認識を共有した。

 同JA園芸部門の各生産部会や県、市、平泉町の担当職員ら約40人が出席。那須元一常務理事は「昨年度の夏秋野菜は販売数量は増加したものの、単価はなかなか安定せず販売金額が前年比90%ほどの実績となった。今年度は販売数量、金額ともに飛躍の年にしたい」とあいさつした。

 今年度販売計画は、金額でトマト4億2250万円(同108・4%)、ピーマン4億2157万円(同135・6%)、ナス2億5500万円(同98・5%)、キュウリ2億7000万円(同108・1%)、ミニトマト4800万円(同113・4%)など。花卉(かき)や果樹などを加えた園芸合計は、23億2898万円(同120・7%)とした。

 事業方針には、環境制御装置・灌水(かんすい)装置の導入を推進し、10アール当たりの収量アップ・所得向上を図ること、集落営農組織や法人に対する園芸品目の作付け推進、県内JAとの共通資材使用によるコスト削減などを盛り込んだ。

 担当者が気象経過を踏まえた野菜の生育状況や品目ごとの収穫開始時期、出荷ピークなどを説明。市場関係者は要望も含め、販売情勢や販売見通しを示した。

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