一関・平泉

来月開催へPR 町役場に水かけ神輿 平泉

3年ぶりに開かれる平泉水かけ神輿をPRするため平泉町役場1階に展示された本神輿

 平泉町で7月16、17の両日行われる平泉水かけ神輿(みこし)に使われる本神輿が19日、町役場1階の町民ホールにお目見えした。新型コロナウイルスの影響で2年連続中止されたイベントを周知しようと主催する平泉総社神輿会(千葉庄悦会長)が行ったもので、当日までの約1カ月間展示される。

 作業には会員20人余りが参加。役場玄関を入ったホール内に台座を設置後、土台に当たる台輪が2尺3寸(約70センチ)四方ある大きな神輿を載せて固定し、正面には宣伝用に作製されたポスターも張り出された。

 神輿は2年間のうちに、屋根の上で鳳凰(ほうおう)を支える露盤と呼ばれる部分を業者に依頼して修理。磨きを掛けて一層鮮やかさを増した姿に訪れた町民もうれしそうに見入っていた。

 3年ぶり25回目となる平泉水かけ神輿は、来月16日午後4時30分から観自在王院跡で宵宮神事後、6時40分神輿入場。翌17日は午前9時30分からの開会式に続き水かけ神輿渡御を行い、担ぎ手が水しぶきを浴びて町内を勇壮に練り歩く。

 例年、中学生が担ぐ中神輿や、子供神輿への小学生参加は新型コロナ感染予防の観点から見合わせが決まっている。

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