花巻

身近な草花生かし表現 空港ビル・23日まで 亀澤さん押し花展【花巻】

身近な草花や野菜を使用した作品が並ぶ亀澤さんの押し花展

 花巻市葛の亀澤裕子さん(65)による押し花の作品展は、同市東宮野目のいわて花巻空港ターミナルビルで開かれている。身近な草花や野菜を使用したアイデアが光る作品が並び、亀澤さんは「自由な感性で見て、楽しんでほしい」と呼び掛けている。23日まで。

 亀澤さんは1990年に盛岡市で押し花について学んだ。現在は自宅で教室を主宰しているほか、花巻市内を中心に個展も開催している。

 今回は12点を出展。使用している植物は庭で摘んだ草花や野菜などで、葉の特徴などを生かしながら作品を作り上げている。

 「小岩井農場の北側あたり」は、タケノコの皮やサニーレタスを使い山や畑を表現。新作の「道を照らす」は20号の大作で、黄色のミモザ、センダイハギなどを利用して抽象的な雰囲気に仕上げた。

 亀澤さんは「どんな作品にするかを想像したり、植物を採取したり、押し花は面白い。楽しいままの状態でずっと続けられている」とやまない創作意欲を見せる。

 開催時間は午前9時~午後5時(最終日は3時)。

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