奥州・金ケ崎

心癒やす環境づくりに汗 前沢SAで花壇整備 水沢農高とNEXCO【奥州】

前沢SAの花壇を整備する水沢農高の生徒

 奥州市の県立水沢農業高校(菅野修一校長、生徒141人)とNEXCO東日本北上管理事務所は22日、同市前沢字養ケ森の東北道下りの前沢サービスエリア(SA)で恒例の合同による花壇整備に取り組んだ。参加した農業科学科の生徒は育てた花も持ち込み、学んできたスキルを生かして癒やしの休憩環境づくりに汗を流した。

 同社と地域が協力して緑豊かな休憩施設を整備する「花と緑のやすらぎハイウェイガーデンプロジェクト」の一環で、同校と同事務所による花植えは2016年から続き13回目。今回は課題研究で草花の学習を選択した同科の3年生10人が、同社やグループ社の11人と共に取り組んだ。

 実施したのは花壇約2アールの整備と、サービスエリア屋外へのプランター設置。このうち花壇は生徒の案を基に、同校で育てたベゴニアやトレニアに同社が準備した花も合わせて定植した。花は地域の特産・前沢牛の顔と「SA前沢」の文字の形に並べられた。

 同校では平泉町内への鉢植えなど大口の花壇用の花作りが一段落し、冬に向けたシクラメン作りに移行する時期。髙橋耀太さんは「今年の花壇用は立派に満足してもらえる花ができた。長距離ドライバーの方らに癒やしを感じてもらえれば。今後はシクラメン作りに向けて管理に集中する」と話していた。

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