一関・平泉
愛好者自慢の石ずらり コレクション展 石と賢治のミュージアム【一関】
一関市東山町松川の石と賢治のミュージアム（菅原淳館長）でＭｙ、コレクションⅢ「石っこたちの宝物展」が開かれている。同ミュージアムを会場に月１回ほどのペースで開かれている「石っこの集い」のメンバーが宝石や化石などの自慢のコレクションを出展、足を運ぶ人たちの関心を集めている。２６日まで。
鉱物や化石の愛好家の情報交換や交流の場である石っこの集いに集まる人たちのコレクションを見てもらおうと２０１９年春に始まった特別展示の第３弾。山田町や北上市、仙台市の愛好家４人が出展し館内のガラスケースに水晶や石榴石、方解石、瑪瑙（めのう）、モルガナイト、蛍石、孔雀（くじゃく）石、硫黄、薔薇（ばら）石英、薔薇輝石などがずらりと並んでいる。
出展者のうち三陸ジオパーク認定ジオガイドを務める山田町の伊藤実知子さん（３９）は琥珀（こはく）やサンゴ、三葉虫、三角貝、デボン紀植物などの化石を展示。石っこの集いが始まった頃から同ミュージアムに通っている伊藤さんは「三陸をはじめ、岩手は化石・鉱物が豊富で、足元に珍しい化石や鉱物の入った石が転がっていることもある。石の楽しみ方もさまざまなので、今回の展示が新しい石好きが増えるきっかけになれば」と期待していた。
開館時間は午前９時から午後５時まで。問い合わせは同ミュージアム＝０１９１（４７）３６５５＝へ。
