一関・平泉

重要水防箇所を合同巡視 出水期前に情報共有 一関、平泉

重要水防箇所の合同巡視で一関市川崎町の畑の沢堤防の工事状況などを説明する担当者

 7月から9月にかけての出水期を前に、関係機関・団体は27日、重要水防箇所の合同巡視を一関、平泉両市町で実施した。洪水時に水防上特に注意を要する箇所について参加者が情報を共有し、万が一の際の対応に備えた。

 一関地区の合同巡視は、国土交通省岩手河川国道事務所や県、一関市、平泉町、警察署、消防署、消防団などの関係者が参加。北上川の川崎防災ステーションと畑の沢堤防、黄海堤防、日形堤防、弥栄堤防、平泉排水機場のほか、砂鉄川の岩ノ下堤防、磐井川のJR橋梁上流左岸の8カ所を巡って視察した。

 このうち、同市川崎町薄衣にある川崎防災ステーションでは、岩手河川国道事務所一関出張所の國部啓武所長が「水が来た時にその箇所でどういうことが起きるのかを一緒に確認し、連携して何ができるのかをシミュレーションできるようにしていきたい」とあいさつ。担当者が防災ステーションの概要や活用状況、配備されている排水ポンプ車などについて説明した。

 同町薄衣の畑の沢堤防は近年の度重なる豪雨で浸水被害が頻発したことから2019年度から「輪中堤」の工事を進めており、今年度は約5メートルの盛り土で築く輪中堤のほか、市道の工事が進んでいる。國部所長は「今年度中に堤防の完成を予定しており、輪中堤の外側の水が内側に入らない形になる」などと語った。

 重要水防箇所の合同巡視は北上川上流洪水予報・水防連絡会(事務局・岩手河川国道事務所)が北上川の洪水被害軽減を図る一環として毎年流域各地区で取り組んでいる。

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