北上・西和賀

ブナ林歩き眺望満喫 町山開きで女神山登る【西和賀】

西和賀町山開きで女神山に登り、山頂で記念撮影する参加者

 西和賀町山開きは26日、女神山(956メートル)で行われた。町民や登山愛好者ら18人が参加し、ブナ林や稜線(りょうせん)を歩いたり、眺望を楽しんだりしてトレッキングに親しんだ。

 山開きは2年ぶりに実施。町内の山を選んで実施しており、女神山は2017年以来となった。今回は初めて秋田県美郷町の土手森登山口へ下山するルートを計画。西和賀町の女神山登山口で行われた山開き式では、内記和彦町長が「新たなルートを歩くことで、山の楽しみがまた一つ増える。皆さんに広めてもらいたい」とあいさつした。

 関係機関の代表者がテープカットした後、山頂を目指して出発。急な斜面やなだらかな尾根など変化に富んだコースで、声を掛け合いながら登り切った。

 頂上では子野日範男さん(80)=同町川尻=がクリの木で作った標柱もお披露目となり、参加者が囲んで記念撮影した。付近は眺望が良く、鳥海山や仙北平野を見ることができた。

 帰路はブナ見平から起伏の多い登山道を進み、土手森(740メートル)を経由して土手森登山口へ。6時間半かけて約8・5キロの道のりを踏破した。

 髙橋駿汰君(湯田小学校3年)は「登り坂が疲れたけれど、頂上で食べるお弁当はいつもよりおいしかった」と汗を拭い、祖父で西和賀山岳会会員の秀幸さん(73)=同町川尻=は「孫と一緒に参加できてうれしかった。よく登った。びっくりした」と笑顔を見せた。

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