一関・平泉

商店街に活気 今年度最初の「ど市」錦町【一関】

多くの人が訪れ、野菜などを買い求めた今年度初のど市

 商店街に活気を呼び込もうと、2022年度最初のいちのせき賑(にぎ)わい「ど市」(実行委主催)は2日、一関市の錦町水天宮通りを歩行者天国にして開かれた。新型コロナウイルスの影響で21年度は全て中止されており、20年9月以来1年10カ月ぶり。紅白餅の振る舞いやタイムサービスなどの催しも用意され、朝から青空が広がる中、多くの人が訪れて買い物を楽しんだ。

 1997年度にスタートしたど市は、春から秋にかけて月1回土曜日に開催されている。2020年度は5回予定していたが、新型コロナの感染拡大に伴い9月の1回にとどまり、21年度も感染が急拡大したこともあって5回全てが中止された。

 今年度は計4回計画。初回の同日は朝から好天に恵まれ、開始前から多くの人が会場に押し寄せた。石川聖浩副実行委員長の合図でイベントがスタート。50パックずつ2回に分けて紅白餅が振る舞われ、長い列ができた。

 今回は市内外から18業者が出店し、野菜や果実、農産・水産加工品、菓子などを提供。気温30度を超える暑さの中、各業者はタオルを手に接客に当たった。フランクフルトやうに飯、花苗、トウモロコシ、餅などのタイムサービスも各店で行われ、訪れた人たちが格安商品を買い求めていた。

 同市花泉町の佐々木光さん(45)は「天気がいいので出掛けてみた。イベントはやっぱり楽しい」と笑顔で各店を巡っていた。

 次回は8月6日で一関夏まつり期間中に当たり、まつりと同じ時間帯での開催を見込むが、今後内容を含めて在り方を協議する方針。9月3日と10月1日については磐井川水天宮付近で夕方から夜にかけての開催を検討している。

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