奥州・金ケ崎

触れて学ぶ 探査機の使命 「はやぶさ2」特別展 軌跡再現など体験型資料交え 宇宙遊学館【奥州】

「はやぶさ2」をテーマに奥州宇宙遊学館で開かれている特別展

 奥州市の奥州宇宙遊学館(亀谷收館長)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから採取したサンプルのレプリカ展示と、はやぶさ2のミッションについて体験しながら学ぶ体験型展示を開催している。10日まで。

 「JAXA宇宙科学研究所はやぶさ2プロジェクト」「JAXA宇宙科学研究所と夢を創(つく)る会」、JAXAの施設がある全国5市2町で構成する「銀河連邦」のサガミハラ共和国(神奈川県相模原市)が作成したサンプルのレプリカを展示している。

 レプリカは2019年7月11日の第2回タッチダウンで採取された3番目に大きいサンプルの実物大と10倍サイズで、JAXA宇宙科学研究所の先端工作技術グループが製作した精密な物。全国198団体で展示されている。

 一方、体験型展示「はやぶさ2のミッションにチャレンジ!」は、全国科学館連携協議会巡回展として開催。15枚のパネル展示と触って学べる展示物で構成。

 この中では、ロケットフィギュアを手回し発電機で上下に動かす「ロケット3きょうだい」、ガウス加速器を使ってビーズがチューブの中を回り、地球の重力を利用した軌道変更(スイングバイ)をするはやぶさ2の軌跡を再現する「スイングバイ」、数人がかりでリュウグウに見立てた大きなボードを操る「ターゲットマーカー」などが人気という。

 今回の特別展は「はやぶさ」が帰還した6月13日の「はやぶさの日」(銀河連邦制定)にちなみ開催。同館では「体験しながらはやぶさ2や宇宙に興味を持ってもらいたい」としている。

 問い合わせは同館=0197(24)2020、メールinfo@uchuyugakukan.com=へ。同館は火曜休館。

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