左右確認促すストップマーク JAF支部 花巻市へ寄贈
信号機のない横断歩道での交通事故を防ごうと、日本自動車連盟(JAF)岩手支部は、横断歩行者らに左右確認を促すストップマーク12枚を花巻市に寄贈した。市内の「安全モデル横断歩道」で安全確保に役立てられる。
ストップマークは縦30センチ、横45センチで、路上に貼り付けて歩行者と運転手に一時停止を呼び掛ける。「とまれ」の文字とともに、左右確認を促すパンダのイラストが描かれている。
贈呈式は8日、市役所で行われた。同支部の佐々木浩事業所長が上田東一市長にストップマークを手渡し、「事故の約7割が横断歩道で発生し、信号機のない横断歩道では半分以上の車が一時停止をしていない。マークを活用して市民の安全と安心に貢献できれば」と述べた。
市は、死傷事故の発生率が高い交差点について関係機関と連携し優先道路を示す電光掲示板を設置するなど安全確保に取り組んでいる。
上田市長は市が強化している取り組みへの支援に感謝するとともに、「市民が交通事故の犠牲にならないよう努力していく」と述べた。
マークは、同市材木町の市民の家南側交差点や同市桜町の桜町駐在所前交差点の横断歩道など6カ所で活用する。