コロナ新規感染556人
県と盛岡市は14日、新たに10歳未満~90歳以上の男女556人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。新規のクラスター(感染者集団)は4件発生。重症者はいない。患者累計は4万1339人。2日連続で500人台となり、県は今後もさらなる感染拡大が懸念されるとして、基本的な感染対策を徹底するよう呼び掛けている。【2面に関連】
保健所ごとの内訳は盛岡市170人、県央96人、奥州65人、中部60人、久慈53人、釜石37人、一関31人、二戸17人、宮古14人、大船渡13人。県央、釜石で過去最多を更新した。
新規クラスターは、盛岡市の学校で3人判明し公表済み2人を含め計5人、県央保健所管内では教育・保育施設で6人判明し公表済み3人を含め計9人、スポーツ活動で5人判明し公表済み6人を含め計11人、中部保健所管内の職場で3人判明し公表済み4人を含め計7人がそれぞれ感染した。
このほか、公表済みのクラスター19件で新規患者が確認された。
直近1週間の人口10万人当たりの新規患者数は県全体197・4人、盛岡市259・8人。病床使用率は17・0%。自宅療養者は401人増の2641人。
感染急拡大を受け達増拓也知事は同日、「基本的な感染対策を徹底するとともに、帰省や旅行、イベント参加の際には事前のワクチン接種や検査を活用し、社会活動や経済活動を行ってほしい」とのメッセージを出した。