一関・平泉

まつりの風情 七夕が演出 一関銀座会 大町通りにミニ飾り

一関夏まつりを前に、大町通りにミニ七夕飾りを設置する関係者

 一関夏まつり(8月5~7日)を前に、メイン会場となる一関市の大町通りに14日、ミニ七夕飾りがお目見えした。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い夏まつりが中止された2020、21年に、同通りの商店などで構成される一関銀座会が「少しでも夏まつりの気分を味わってほしい」と企画し、好評を博したことから、今年も登場した。色とりどりの吹き流しが商店街を彩り、早くも夏まつりムードを漂わせている。

 ミニ七夕飾りは過去2年、新型コロナの影響で一関夏まつりが中止されたことを受け、一関銀座会が「風物詩の七夕飾りもやめるのは、長く続く伝統と文化の継承の観点から何とか避けたい」と、サイズを小さくして各店の軒先に飾った。商店街を訪れた人たちからも反応が良かったことから、3年ぶりの夏まつり開催に向けて機運醸成を図ろうと、今年も一関青年会議所の協力を受けて設置することとした。

 ミニ七夕飾りはくす玉の直径30センチ程度、吹き流しの長さ2メートル程度で、同日は大町通り南側に約30本を設置。さまざまなキャラクターが描かれたり、折り紙が付けられたりと個性豊かな飾りがそろっている。今後徐々に増やし、最終的には70本ほどが設置される見込み。夏まつり期間中には通常の七夕飾りもお目見えする予定だ。

 一関銀座会副会長でもある菅原照之一関商工会議所副会頭は「多くの団体の協力を頂いて今年も設置できたことに感謝したい。ミニ七夕をやるだけで季節の情緒を感じることができるので、夏まつりの雰囲気を感じてもらいたい」と語っている。

 ミニ七夕飾りは8月末ごろまで設置される予定。

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