1人死亡、584人感染 新型コロナ
県と盛岡市は15日、新たに10歳未満~90歳以上の男女584人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県は入院中で65歳以上の基礎疾患がある高齢患者1人が13日に死亡したと公表。県内の死者は98人、患者累計は4万1923人となった。
保健所ごとの内訳は盛岡市213人、奥州101人、中部100人、県央69人、釜石25人、久慈23人、一関20人、二戸15人、大船渡11人、宮古7人。盛岡市で過去最多となった。
新規のクラスター(感染者集団)は2件で、いずれも盛岡市で発生。高齢者施設で2人判明し公表済み6人を含め計8人、別の高齢者施設で17人判明し公表済み2人を含め計19人が感染した。このほか、公表済みのクラスター17件で新規患者が確認された。
また、県は6月2日~今月9日公表分の患者のうち9人の検体をゲノム解析した結果、4人からオミクロン株の新系統「BA.5」、残る5人から「BA.2」が検出されたと公表。このうち「BA.5」の4人は、今月2~9日公表分の患者という。
直近1週間の人口10万人当たり新規患者数は県全体228・4人、盛岡市312・1人で、いずれも過去最多を更新。病床使用率は19・5%。自宅療養者は432人増の3073人となった。