色や向き整え花アレンジ 北上翔南高で講習
県立北上翔南高校のキャリアアップサポート推進事業「フラワーアレンジメント実技講習会」は14日、北上市相去町の同校で開かれた。「生活教養科目」を選択した3年生32人が受講し、アレンジメントの基礎を学んだ。
生活教養科目は、社会で役立つ知識や技術を身に付けてもらおうと、さまざまな分野を取り上げている。
今回は、就職先でも活用できるフラワーアレンジメント。花工房「パルテール」(同市堤ケ丘)の高橋尚子さんが講師を務めた。全体が半円形になるよう、ヒメヒマワリ、スプレーカーネーション、トルコキキョウを飾り付けるよう助言。生徒たちは花の色や向きなどに注意しながら一本一本丁寧に挿し、最後に葉を使って隙間を埋めるようにしてきれいに仕上げた。
佐藤未玖さんは「生花のアレンジメントは初めて。基本の形を整えるのが難しかった」と話し、堀澤奏愛さんは「バランスが難しかったが、緑を入れていったら、どんどん良くなった」と笑みを浮かべた。
高橋さんは「理論や基本をしっかり覚えると初心者でもきれいに仕上がる。今後の生活に生かしてほしい」と語っていた。