一関・平泉

「時の太鼓」ケーキに シェルブールで限定販売 一関JC大巡行PR 修紅短大と共同開発

一関夏まつりごろまでの期間限定で販売されているケーキ「時の太鼓」

 一関青年会議所(JC、阿部勇太理事長)の取り組みとして、時の太鼓をモチーフにしたケーキが、一関市三関の洋菓子店・菓子工房シェルブールで販売されている。一関産の小麦粉とブルーベリーが材料に使われており、同店と修紅短大食物栄養学科の学生が共同で開発。ブルーベリーの旬に合わせ、夏まつりが開催される8月上旬までの期間限定で販売される予定だ。

 同JC地域文化継承推進委員会による、地域内経済循環に必要不可欠なものを地域で生み出していく取り組みの一つ。3年ぶりに開催される一関夏まつり(8月5~7日)で同JCが同6日に実施する2代目時の太鼓大巡行のPRとして企画した。

 開発は、学生のアイデアを基に同店の千葉昇専務(61)がアドバイスしながら構想を練り、学生と試食を繰り返して4~5カ月かけて形にした。千葉専務は「良い企画だなと思う。斬新なアイデアが幾つも出されたが、その中で実現可能なデザインにし、太鼓らしく見えるように改良を重ねた」と話した。

 ケーキは、農事組合法人アグリパーク舞川産の小麦粉を使った「ブッシュロール」というチョコレート味のロールケーキを太鼓の胴に見立て、同市厳美町の愛菜ファームブルーベリー観光農園で取れた粒のままの生のブルーベリーと同農園オリジナルのブルーベリーソースを生クリームと一緒に包んだ。太鼓の面はホワイトチョコレートで、ばちはカスタードクリームを入れたシュークリームの皮で表現している。

 同委員会の千葉晴一委員長は「一関産の食材にこだわって作ってもらった。時の太鼓を知ってもらい、夏まつりでの巡行を見に来ていただきたい」と語っている。

 ケーキは1個420円(税込み)で、前日までの予約にも対応する。予約は同店=0191(21)0136=へ。営業時間は平日が午前10時~午後6時30分、土日・祝日は午前10時~午後6時。水曜定休ほか不定休。

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