奥州・金ケ崎

各種証明書発行手数料 キャッシュレス決済導入 奥州市 来月から 利便性向上、感染防止も

 奥州市は、8月1日から住民票や印鑑証明書など27種類の発行手数料の支払いにキャッシュレス決済を導入する。利用できるのはクレジットカード、電子マネー、QRコード決済。現金での支払いには自動釣銭機で対応する。窓口での現金の受け渡しをなくすことで、住民の利便性向上と新型コロナウイルスの感染防止を図る。

 キャッシュレス決済の導入は市民サービス向上の一環。市民窓口では年間12万件ほどの各種証明書を発行しており、手数料支払いにかかる時間の短縮と新型コロナ対策として人同士の接触機会低減が課題とされてきた。

 市によると、キャッシュレス決済導入により、これまで2分ほどかかっていた時間は半分になる見込み。市民の利便性向上と人との接触機会低減が図られるほか、決済方法の拡大とともに販売時点情報管理(POS)システムを導入することで日々の集計作業が効率化され、人的ミス防止にも効果があるとしている。

 キャッシュレス決済端末と自動釣銭機が設置されるのは、住民登録や印鑑登録などに関する書類を扱う本庁市民課、市税などに関する書類を扱う本庁納税課をはじめ、各総合支所の市民生活グループ、市民福祉グループの窓口。対応する決済手段は、クレジットカードが5種類、電子マネーが6種類、QRコードが6種類。

 キャッシュレス決済導入について倉成淳市長は「窓口での待ち時間を短縮するための第一歩。ここから始めることに意義がある。さらに利便性向上を図っていきたい」と話している。

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