一関・平泉

大雨被害 連携し対応 一関・花泉 知事が緊急視察

夏川の漏水箇所を視察する達増知事(左から3人目)=19日、一関市花泉町

 達増拓也知事は19日、大雨による土砂流出や農地の冠水被害などが多発した一関市内を緊急視察した。これから出穂期を迎える水稲の冠水被害や堤防外側で漏水箇所が確認された河川など3カ所を回り、河川の復旧や水稲の順調な生育確保などに県として対応していく考えを示した。視察に同行した一関農業改良普及センターによると、管内の水田は推定で100ヘクタールが冠水したとみられており、関係機関・団体と連携して今後さらに詳しい調査が進められる見通しという。

 県内は15日深夜から16日午前にかけて大雨に見舞われ、市内では南部を中心に道路冠水やのり面崩壊による通行止め、農地の冠水被害などが相次いで発生。河川の水が堤防を越えてあふれる被害も確認された。気象警報発表を受け、16日朝に市内全域に「警戒レベル3 高齢者等避難」、17日夕には同市花泉町油島地内の一部20世帯、59人に避難指示が出された。

 達増知事が視察したのは、同市花泉町内の磯田川沿い2カ所と、夏川沿い1カ所。岩渕誠県議や市の石川隆明副市長、JAいわて平泉の佐藤鉱一代表理事組合長らが同行した。

 このうち、水稲が冠水した磯田川沿いでは、水稲が長時間水に漬かったことで「いもち病」の発生が心配されることから、緊急防除を行うことが説明された。

 避難指示を発令するきっかけとなった夏川の漏水箇所では、今後に備え、土のうをさらに積み上げる対応を取ることが示された。

 視察を終え、報道陣の取材に応じた達増知事は「県としても河川などの復旧をしっかりやりながら、農業被害の対応も市や農業団体と連携しながら早急にやっていく。生育中のお米がきちんと育って収穫されるよう県も努めていきたい」と語った。

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