一関・平泉

4車線化早期実現へ 国道4号一関平泉地区 期成同盟会が設立

国道4号の4車線化を目指した期成同盟会の設立総会

 一関、平泉両市町内の国道4号4車線化を目指す「国道4号一関平泉地区4車線化整備促進期成同盟会」が21日、設立した。両市町の国道4号は、4車線化されている区間が一部にとどまり、冬場には大型車両の立ち往生などによって渋滞が頻発しているのが現状。今後は国に対する要望を強めて、一丸で早期の4車線化実現を目指していく。

 両市町内の国道4号は、岩手県南、宮城県北に集積が進む自動車産業関連事業所間で部品輸送の主要路線となる一方、世界遺産平泉を中心とする周遊観光ルートとしても需要が高い。しかし、整備は金ケ崎町以北や宮城県大崎市以南に比べて進んでおらず、4車線化されているのは一関市山目の大槻交差点から一関大橋北交差点までの1・1キロ区間と東北道平泉前沢インターチェンジ付近のみにとどまっている。特に、両市町境は急勾配になっており、積雪時には大型車両の立ち往生が相次いでいるほか、東北道が通行止めとなった際には渋滞が発生している。

 そのため、冬期間や緊急時にも安全で安定した走行を確保して強靱(きょうじん)な交通基盤を形成し、物流の安定、地域経済の発展を図ることを目指して期成同盟会を設立することとした。構成団体は両市町と議会、一関商工会議所、平泉商工会、市観光協会、平泉観光協会、県トラック協会一関支部、県タクシー協会一関支部、市行政区長会連絡協議会、町区長会。

 同日は市役所で設立総会が開かれ、構成団体の代表者や県選出国会議員、地元県議らが出席。初めに、設立発起人の佐藤善仁一関市長が設立の趣旨を説明しながら「一関、平泉の国道4号をさらに強いものにしなければならない。さまざまな立ち位置から支援をお願いしたい」とあいさつ。会を正式に設立させるとともに、事業計画などを決め、会長には佐藤市長を選出した。

 このほか、道路整備を広域的、多角的な観点から検討を進めることや新たな財源確保、道路の老朽化対策などを国に求める決議を採択した。

 今後は、大槻交差点から平泉町の平泉バイパス南口交差点までと、同市萩荘の高梨交差点から宮城県境までの4車線拡幅整備について、8月に東北地方整備局、岩手河川国道事務所に要望する。

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