奥州・金ケ崎

パレット村 来春オープン 市内工務店7社・いえ博 先進省エネ住宅展示【奥州】

第3回いえ博パレット村開催への抱負を語る相原代表(中央)らプロジェクトメンバー

 奥州市に拠点を置く工務店7社による「奥州いえ博プロジェクト」(代表・相原一徳リベスト代表取締役)は、3回目となる住宅祭「奥州いえ博パレット村」を2023年4月15日にオープンする。今回は同市水沢真城字北塩加羅地内に開設し、24年3月までのほぼ1年間にわたって先進の省エネ住宅を展示。相原代表は「高い性能を有し、品質も優れた住宅を発信していくことが、地域貢献につながると期待している」と話している。

 同プロジェクトは「知る」「感じる」「暮らす」の三つを事業目的として同市内に拠点を置く工務店有志が結集し、19年に同市水沢高屋敷地内で初の住宅祭を開催。21年4月~22年3月には同市江刺八日町で2回目の住宅祭を開催し、ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)基準の省エネ性能をはじめとして、地域を熟知した地元店だからこそ可能な心地よい先進住宅を提案している。

 同プロジェクトによる事業説明会が今月22日、同市水沢佐倉河のプラザイン水沢で開かれ、第3回の事業概要が説明された。相原代表は「1棟の住宅建築には50の業者が関わる。多くの職人、地域に支えられているのが住宅産業。人材育成、人口増にもつながっていくものとして開催する。厳しい環境をいえ博によって吹き飛ばすインパクトを与えたい」と抱負を語った。

 事業説明では2回の住宅祭について市内外から延べ4869組が来場したことや来場者の意見を報告。3回目の期間を23年4月15日~24年3月31日とし、国の示す30年基準(第2回いえ博コンセプト)を大きく上回る断熱性能「G2」基準(太陽光発電を用いなくても暖冷房一次エネルギーをおおむね30%削減)とした7社7棟を展示する方針が示された。

 パレット村の集客目標は2500組とし、家造り体験教室、料理教室、マルシェ、住宅ローン相談会、最新住宅設備機器体感会などのイベントを開催予定。

 同プロジェクトによると現在、現地でパレット村として4809・57平方メートルを造成中。パレット村には住宅展示棟、イベントスペース、センターハウス、駐車場を整備。各住宅展示棟の敷地は200平方メートル前後となる。造成工事終了後、今年10月中旬に工事着手予定。来年3月中旬に各展示棟が完成する見込み。

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